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FOOL&SCISSORSドラマー久富真幸の日々のナントカ
「負け」に美学を!「ハチワンダイバー」
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ここ2年ほど僕を惹き続けてくれてるマンガのひとつ、「ハチワンダイバー」。
下手の横好きだけど将棋を愛する僕にメンバーの大坪さんが勧めてくれたマンガ。
宇都宮のライブの終了後に泊まったマンガ喫茶で読んでみるとこれが面白い!

主人公は奨励会(日本で唯一つのプロ将棋士の養成機関)の年齢制限によりプロ棋士への夢をたたれた20代半ばの青年。
勉強もスポーツも恋愛も捨てて人生のすべてを将棋に注ぎこんできた彼は、
プロになれなかった自分に失望し
真剣(賭け将棋)で日々の小銭を稼ぐ漫然とした毎日を送る。
しかし、ある日出会った真剣士の少女、通称「アキバの受け師」にコテンパンにされたことをきっかけに将棋への情熱を取り戻し、真剣士としての道を歩いていく。+その少女への恋慕。(主人公にとっては核心)
2009年現在もヤングジャンプで連載されている。

このマンガには将棋にとりつかれた偏執者たちがたくさん出てくる。
一局の将棋に文字通りに生きもするし死にもする。

金を賭け、指を賭け、腕を賭け、命を賭け戦う彼らにとっての一番の恐怖は、死ではなく将棋に負けること。魂の賭け将棋。
そんな登場人物に作者の趣味もあいまってゴッタ煮なものだから劇中の濃いこと濃いこと。

負けること自体に対する恐怖を描ききっていると思えるマンガは実はあんまりなくて、思い浮かぶのは「カイジ」くらいかな。あとこれまた将棋マンガだけど「月下の棋士」か。

普段僕達が生きるなかで「負け」を自覚できることってあんまりないのだけど、
自覚できない分、登場人物たちの「負け」への真摯さにドキッとさせられる。
「勝ち」も「負け」も自分で決めること。とはいえ、あるとき降り注ぐ圧倒的な「負け」に直面するとき
自分だったらどうするか?どうなるか?なんて考える。
駒の動かし方がわかんない!て人が読んでも面白いと思う。

ちなみに作者の柴田ヨクサルはマンガ家史上No1の将棋の腕だろう。
竜王(名人と並ぶ将棋界の至高のタイトル)の渡辺明に飛車落ちといえども勝利を収めていたからとんでもない。

ハチワンダイバーとは主人公が真剣士として名乗る異名だが、その意味のヒントは9×9。
ハチワンダイバー 2 (ヤングジャンプコミックス)ハチワンダイバー 2 (ヤングジャンプコミックス)
(2007/03/19)
柴田 ヨクサル

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10/04 07:47 | マンガ | CM:0 | TB:0
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